マネージャーとリーダーの違いについて考えていたときに読んだ本を紹介します。元インテル CEO が書いたマネージメントの書籍で、内容はさすが理系という感じで論理的に書かれていました。

マネージャーの本質

本書ではマネージャーのやるべきことを「部下の教育とモチベーションの向上」だと断言しています。そしてマネージャーの評価はマネージャー個人の評価とともに、チームのアウトプットで評価せよとも書かれています。

マネージャーは「組織の生産性の最大化」を目指すべきで、そのために「部下の生産性」を向上させる必要があります。これはその通りだと思いました。

目に見えない業績を判断する

マネジャーは業績がはっきりしているときにだけそれを見て記録するのではない。目に見えない業績を”判断する”ことも求められているのである。

成果が遅延して現れる場合や、過去の結果が現在に影響を与える場合もあるため、目に見えない業績もしっかり判断する必要があります。ここが難しいところですが、そこをうまくやってこそのマネージメントだと思っています。

ピーターの法則への向き合い方

昇進を続けると「無能のレベル」に達するというピーターの法則についても言及があります。本書では「昇進の判断を誤った経営者の失敗」として責任の所在を明確にしています。降格をマイナスではなく「違う役割への転換」としてコミュニケーションすることが重要だという点は、日本の文脈でも重要な示唆です。

教育について

訓練というのは、実にハードワークである。

新人教育は非常に負荷がかかりますが、これを疎かにすると人材の成長フローができなくなります。誰が実施するか、どう評価するかを整備しないと、離職率が高まったり生産性が上がらなかったりします。

インテルという巨大企業のマネージメント経験から書かれていますが、内容は小さな組織にも十分役立ちます。